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ぽすとぐれすの日常

【書評】棚橋弘至ははぜ新日本プロレスを変えることができたのか

概要

プロレスの衰退

棚橋選手は、当時世間を席巻していた闘魂三銃士に憧れ、新日本プロレスに入門した。
入門直後、K-1・Prideの台頭もあって、プロレス業界は衰退していった。
それに伴い、当時新日本プロレスの看板であった選手達はK-1・Pride等、他団体へ流れていってしまった。

新日本プロレスの復活に向けて

新日本プロレスの人気を復活させるべく、棚橋選手自ら地方営業に足を運び、ファン層の獲得へ動く。
その中で、棚橋選手が耳にしたのは「プロレスを見にいったことがない」「プロレスが何なのかそもそも知らない」といった声であった。

このような声を受け、棚橋選手は「初めて来たお客様にも楽しんでいただけるプロレス」を目指したプロレススタイルを確立していく。(本来、棚橋選手はストロングスタイル(闘魂三銃士がとっていたようなプロレススタイル)を理想像に掲げていたにも関わらず、スタイルを変更するのは、とても辛かったのではと感じた。)
このスタイル変更が功を奏し、次第に集客数も増え、新日本プロレスは次第に人気を取り戻していった。

感想

自分の理想像を口に出し、具体的にイメージすることで理想像に近づけるかが決まる。

これは、自分の理想像を具体的気にイメージできれば、自然と行動に繋がり、理想像の達成に近付けるため。
 

ポジティブシンキングの前に、事実を受け入れること。

なぜかというと、事実をポジティブに捉えようとすると、視点がポジティブな方向に偏ってしまい、問題の本質が見えづらくなるため。

「お客様のニーズに答えたサービスを提供する」これができてこそプロである。

プロとアマチュアの違いは、お金が発生するかどうかだ。つまり、お客様に価値のあるサービスを提供人材こそが真のプロフェッショナルである。「自分の作りたいサービスを作る」というのは、二の次の話である。

「相手の期待を上回るパフォーマンスに応える」これが次のリピーター客の獲得へ繋がる。

なぜ、基本要件書に書かれた以上の品質が必要なのか。この答えがまさにこれである。